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資源配分システムとしての家族・市場・政府 (2012年度 基礎ゼミ 月3-5)

東北大学 2012年度 (1セメスター) 1年生対象
転換・少人数科目 (基礎ゼミ)
月3-5> 川内北キャンパス
担当:田中重人 (東北大学文学部准教授)


【授業題目】
資源配分システムとしての家族・市場・政府

【授業の目的と概要】
社会的資源(人々の欲望の対象である富・名声・権力・権利・安全・知識・健康・人間関係など)がどのように配分されているか(配分すべきか)は、多くの学問領域にまたがって多様なアプローチができる問題です。この授業では、この問題(たとえば格差・貧困・差別・豊かさ・効率性など)について受講者自らが問いをたてて研究を進め、自分なりの暫定的な答えをみつけます。

【学習の到達目標】
知的生産に必要な資料収集、読解、アイデア創出、論理的思考、批判、討論の技術を身につける。

【授業内容・方法と進度予定】
4-5月: メディア・本・論文の利用(資料収集と読解)。
6月: 情報の整理とアイデアの創出。
7月: アイデアをかたちにする(レポート作成、発表、討論)。
資源配分問題に関する講義はありません。授業での課題・宿題をとおして、各自で既存の研究成果を探して読むことになります。

【成績評価方法】
授業中の課題と宿題(50%)、学期末に提出するレポートと口頭試問(50%:主要な評価項目は、意味のある問いをたてて根拠のある答えを導いているかと、その答えに対する批判的な姿勢を持っているか)

【教科書】
なし

【参考書】
岩田正美ほか編 (2006)『社会福祉研究法』有斐閣.
梅棹忠夫 (1969)『知的生産の技術』岩波書店.
高田高史 (2011)『図書館で調べる』筑摩書房.
日経BP社 (2010)『実践ノート&書類術』(日経BPムック).
月刊ビジネスアスキー編集部 (2010)『本当に頭がよくなるマインドマップ "かき方" 超入門』アスキー・メディアワークス.

その他
授業は原則として月曜3-4限。ただし、内容に応じて3限だけの授業または5限までの授業をおこなうことがあります (事前に指示します)。
また、授業時間外に、個別面談やグループ活動をおこないます (その週は休講とし、受講者の都合にあわせて日時を設定)。学内外でのシンポジウムなどにも参加機会を設ける可能性があります。
授業資料は http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/kiso/ に掲載。


以上が東北大学全学教育科目の授業概要(シラバス)用に提出した原稿。

以下は、自分用のメモおよび授業計画

【初回内容】
名札作成
他者紹介 (ペアワーク)
講師自己紹介
学びの転換とは
学部をこえた人間関係
この授業でやらないこと:
- 講義
- 固定グループ活動
- 作文や口頭発表の方法(こうしたことを身につけたい向きには、秋の発表会への参加を推奨)
この授業でやること:
- 知的生産とは
- 意味のある問いと根拠のある答え (下記「レポートのフォーマット」参照)
- メディア、他人、自分自身の利用方法
- 批判することの重要性
- 情報機器持ち込みを推奨
授業時間と予定
成績評価方法
参考書紹介
シート記入
模擬読解課題 (ペアワーク):
- こちらで用意した文献コピーについて、引き出しうる問いと答えを書く
- わからない点も。
初回提出物:
- 自分の問題関心
- 日頃使っている知的生産やスケジュール管理の方法
宿題: 新聞記事・テレビ番組・雑誌記事・インターネットの情報などで、自分のアンテナにひっかかったものについて、つぎのことをまとめてくる:
- 要するに何が書いてあるか
- その記事等が正しいとしたら何がわかるか (問いと答え)
- その記事のなかでわからなかったこと (あとでわかったことをふくむ)
- おかしい部分 (批判できること)
- 自分なりに発展させる可能性

【2回目以降の予定】
・マスメディアからの情報収集と批判 (4/23)
・書店と図書館の利用 (5/7,14,21)
・問いの設定について面談 (5/28-)
・情報の整理とアイデアの創出 (6/4)
・他人との対話 (6/11)
・レポート作成について面談 (6/18-)
・ペアで連絡をとって報告打ち合わせ (6/25-)
・ペアで研究紹介と質疑応答 (7/2)
・口頭試問 (7/9)

レポートのフォーマット
問い
- その背後にある大きな問い
- 問いの学問的背景
- 問いの社会的意義
答え
- 必要な予備知識と前提
- 答えの根拠
- ありうる批判とそれをクリアする方法
問いを発展させる可能性
文献
(自分としては満足のいく答えか)→これは口頭試問できけばいいか

【文献を読むときにメモすべきこと】
要するに何が書いてあるか
わからないことはなにか
おかしい点はどこか
内容を発展させる方向性

【マインドマップの使いかた】
アイデアの洗い出し
整理
足りない情報
疑問・批判・比較(→これはマインドマップにはあまり向かない)

(2012-02-16追記)
大学生協川内南文系書籍店の使用許可いただきました。たぶん5/7の3時間目に受講者をつれてお邪魔します。
当日の流れは:
店舖前で集合 → 好きな本を各自探す → 書誌情報をひかえて田中に報告 → できれば現物入手(買うか図書館で借りる) → 教室(川内北)に戻って、各自が選んだ本について講評
で、次週 (?) までに読んできて、各自報告。

連休前に、携帯電話などで図書館所蔵を調べる方法教えておかないと。それから、書誌情報のしらべかたと記録用紙。

文系書籍店の社会科学系の品揃えは異様にレベル高いのでぜひ使ってほしいところ。

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