現代日本論概論「現代日本における家族」(火2)
[初回授業を欠席した人も、必ず教科書を購入し、第I章を読んで くること]
東北大学文学部 2014年度 (3セメスター)2年生対象 (時間割コード=LB32202)
<火2>135講義室 (文学部 1F)
授業公式 URI: http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/2014/family/
このブログの該当カテゴリ: School/family | RSS
[時間割表]
◆授業科目: 現代日本論概論
◆講義題目: 現代日本における家族
◆担当教員: 田中重人 (東北大学文学部准教授)
◆到達目標: (1) 家族研究の基礎的な概念と理論を理解する; (2) 実証的データに基づいて現代日本における家族の現状を把握する
◆授業内容・目的・方法:「家族」をめぐる問題は、さまざまな学問領域で研究対象となっています。この授業では、社会学を中心に、法学・経済学・人口学などにおける家族研究の成果を概観したうえで、現代日本社会における家族問題について考えます。トピックとしては、親族関係の分析、家族の形態と制度、結婚と離婚、出生と育児、ライフコースからみた家族、人口変動と家族などをとりあげます。授業においては、およそ2回に1回の割合で、これらのトピックに関連したテーマを設定して、授業時間内に作文を完成させる課題を課します。また法律や統計などの資料を探索・解釈する宿題を課したり、各自の役割分担にしたがって調べたことを互いに教えあう活動をすることもあります。
◇教科書:神原文子 (ほか編)(2009)『よくわかる現代家族』ミネルヴァ書房.
◇参考書:利谷信義(2010)『家族の法』(第3版) 有斐閣.
藤見純子・西野理子 (2009)『現代日本人の家族』有斐閣.
京極高宣・高橋重郷 (2008)『日本の人口減少社会を読み解く』中央法規出版.
湯沢雍彦・宮本みち子 (2008)『データで読む家族問題』(新版) 日本放送出版協会.
◇成績評価の方法:授業中の課題と宿題 (30%)、中間試験 (35%)、期末試験 (35%) を合計して評価する。
◇その他:授業中の課題遂行のため、携帯用通信機器や電子辞書の持ち込みを推奨する。
◇教室: 135
授業内容(予定)
date: 2014-04-08
title: 第1講 イントロダクション
description: この授業の説明 ; 予備知識の調査
content: この授業の説明 ; 履修登録フォーム記入 ; 予備知識の調査 ; 親族関係用語解説
date: 2014-04-15
title: 第2講 親族と家族
description: 家族制度 ; 規範 ; 民法 ; 戸籍法 ; 世帯
task: 教科書 I-1 を読み、わからない語句や文章を用紙左側に抽出。そのあとの討論や講義でわかったことを用紙右側に書く。
homework: 「婚姻」「離婚」「親子関係」「相続」の4テーマについて調べ、資料を作ってくる。次回はそれに基づいて報告と討論。
date: 2014-04-22
title: 第3講 家族の法:報告と討論(1)
description: 家族法について、討論を通じて理解する
subject: 婚姻 ; 離婚 ; 親子関係 ; 相続
task: おなじテーマを調べた人で情報交換する
homework: このあと2週間休みの間に、さらに自分のテーマについて調べ、資料を作る。
date: 2014-05-13
title: 第4講 家族の法:報告と討論(2)
description: 家族法について、討論を通じて理解する
subject: 婚姻 ; 離婚 ; 親子関係 ; 相続
task: ちがうテーマを調べた人でグループを作り、報告と討論
date: 2014-05-20
title: 第5講 家族の法:まとめ
description: 家族法に関するグループ別討論で欠けていた情報について補足的に講義
subject: 法律婚 (婚姻) vs. 事実婚 (内縁) ; 「婚姻」の手続き ; 結婚にともなう権利・義務・財産関係 ; 実親子と養親子 ; 親の権利と義務 ; 離婚制度 ; 遺言と法定相続
homework: 法律問題調べて、次回提出。内容はたぶん、非嫡出子相続問題の判決か法改正
date: 2014-05-27
title: 第6講 法律情報の調べかた
description: 法律・判例の探しかた
date: 2014-06-03
title: 第7講 人口と家族 (1): 人口学の考えかた
description: 人口ピラミッドを読む。
task: 配布資料の「人口ピラミッド」からどんな特徴が読みとれるか。全体的な形状のほか、部分的に特徴のある部分に注目して説明する。
subject: 人口動態と人口静態 ; 人口ピラミッド ; 人口転換 ; ベビーブーム ; 高齢化 ; 従属人口
date: 2014-06-10
title: 第8講 人口と家族 (2): 結婚と出生
description: 人口動態の変化、特に近年の出生行動の変化を、人口統計の基礎的な考えかたをおさえて理解する。
subject: 出生力 (fertility) の指標 ; 年齢構造の影響と標準化した人口指標 ; 婚姻と出生 ; 未婚化・晩婚化
date: 2014-06-17
title: 中間試験
description: 前回までの授業内容について筆記試験
date: 2014-06-24
title: 第9講 人口と家族 (3): ライフサイクルの変化
description: 近年における未婚化・晩婚化は、ライフサイクル上のどのような変化によってもたらされたか
subjenct: 結婚をめぐる規範 ; 「イエ」制度 ; 個人の合理的意思決定としての結婚 ; 結婚と生活保障システム
task: 1970年代以前の日本人はなぜ高い確率で結婚していたのか。教科書などを参考にして、現在の日本社会とのちがいについて考察せよ。
homework: 人口ピラミッドと合計出生率を求めるための基礎的な統計データの出所を調べる
date: 2014-07-01
title: 第10講 家族変動
description: 家族制度をめぐる近年の変化と問題について概観する
subject: 国勢調査 ; 人口動態統計 ; 近代化 ; 近代家族 ; 家族の機能縮小
date: 2014-07-08
title: 第11講 家族の経済学
description: 経済学的な観点から家族と労働を把握する
subject: 無償労働 ; 社会保障 ; 性別役割分業 ; 生活時間
task: 生活時間の表をみて、どのような特徴があるかを把握し、その背後にある原因について考える。
date: 2014-07-15
title: 第12講 家族の経済学 つづき
description: 経済学的な観点から家族と労働を把握する
subject: 家計 ; 分業と経済合理性 ; 交渉とゲーム理論
homework: 授業時間内課題のまとめ (用紙配布)
date: 2014-07-22
title: 期末試験 (7/12)
description: 授業全体の内容について筆記試験
task: 授業時間内課題の再提出
date: 2014-07-29
title: 第13講 授業全体のまとめ
description: 期末試験と授業時間内課題について返却と解説。授業全体について復習とまとめ。
東北大学文学部 2014年度 (3セメスター)2年生対象 (時間割コード=LB32202)
<火2>135講義室 (文学部 1F)
授業公式 URI: http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/2014/family/
このブログの該当カテゴリ: School/family | RSS
[時間割表]
◆授業科目: 現代日本論概論
◆講義題目: 現代日本における家族
◆担当教員: 田中重人 (東北大学文学部准教授)
◆到達目標: (1) 家族研究の基礎的な概念と理論を理解する; (2) 実証的データに基づいて現代日本における家族の現状を把握する
◆授業内容・目的・方法:「家族」をめぐる問題は、さまざまな学問領域で研究対象となっています。この授業では、社会学を中心に、法学・経済学・人口学などにおける家族研究の成果を概観したうえで、現代日本社会における家族問題について考えます。トピックとしては、親族関係の分析、家族の形態と制度、結婚と離婚、出生と育児、ライフコースからみた家族、人口変動と家族などをとりあげます。授業においては、およそ2回に1回の割合で、これらのトピックに関連したテーマを設定して、授業時間内に作文を完成させる課題を課します。また法律や統計などの資料を探索・解釈する宿題を課したり、各自の役割分担にしたがって調べたことを互いに教えあう活動をすることもあります。
◇教科書:神原文子 (ほか編)(2009)『よくわかる現代家族』ミネルヴァ書房.
◇参考書:利谷信義(2010)『家族の法』(第3版) 有斐閣.
藤見純子・西野理子 (2009)『現代日本人の家族』有斐閣.
京極高宣・高橋重郷 (2008)『日本の人口減少社会を読み解く』中央法規出版.
湯沢雍彦・宮本みち子 (2008)『データで読む家族問題』(新版) 日本放送出版協会.
◇成績評価の方法:授業中の課題と宿題 (30%)、中間試験 (35%)、期末試験 (35%) を合計して評価する。
◇その他:授業中の課題遂行のため、携帯用通信機器や電子辞書の持ち込みを推奨する。
◇教室: 135
授業内容(予定)
date: 2014-04-08
title: 第1講 イントロダクション
description: この授業の説明 ; 予備知識の調査
content: この授業の説明 ; 履修登録フォーム記入 ; 予備知識の調査 ; 親族関係用語解説
date: 2014-04-15
title: 第2講 親族と家族
description: 家族制度 ; 規範 ; 民法 ; 戸籍法 ; 世帯
task: 教科書 I-1 を読み、わからない語句や文章を用紙左側に抽出。そのあとの討論や講義でわかったことを用紙右側に書く。
homework: 「婚姻」「離婚」「親子関係」「相続」の4テーマについて調べ、資料を作ってくる。次回はそれに基づいて報告と討論。
date: 2014-04-22
title: 第3講 家族の法:報告と討論(1)
description: 家族法について、討論を通じて理解する
subject: 婚姻 ; 離婚 ; 親子関係 ; 相続
task: おなじテーマを調べた人で情報交換する
homework: このあと2週間休みの間に、さらに自分のテーマについて調べ、資料を作る。
date: 2014-05-13
title: 第4講 家族の法:報告と討論(2)
description: 家族法について、討論を通じて理解する
subject: 婚姻 ; 離婚 ; 親子関係 ; 相続
task: ちがうテーマを調べた人でグループを作り、報告と討論
date: 2014-05-20
title: 第5講 家族の法:まとめ
description: 家族法に関するグループ別討論で欠けていた情報について補足的に講義
subject: 法律婚 (婚姻) vs. 事実婚 (内縁) ; 「婚姻」の手続き ; 結婚にともなう権利・義務・財産関係 ; 実親子と養親子 ; 親の権利と義務 ; 離婚制度 ; 遺言と法定相続
homework: 法律問題調べて、次回提出。内容はたぶん、非嫡出子相続問題の判決か法改正
date: 2014-05-27
title: 第6講 法律情報の調べかた
description: 法律・判例の探しかた
date: 2014-06-03
title: 第7講 人口と家族 (1): 人口学の考えかた
description: 人口ピラミッドを読む。
task: 配布資料の「人口ピラミッド」からどんな特徴が読みとれるか。全体的な形状のほか、部分的に特徴のある部分に注目して説明する。
subject: 人口動態と人口静態 ; 人口ピラミッド ; 人口転換 ; ベビーブーム ; 高齢化 ; 従属人口
date: 2014-06-10
title: 第8講 人口と家族 (2): 結婚と出生
description: 人口動態の変化、特に近年の出生行動の変化を、人口統計の基礎的な考えかたをおさえて理解する。
subject: 出生力 (fertility) の指標 ; 年齢構造の影響と標準化した人口指標 ; 婚姻と出生 ; 未婚化・晩婚化
date: 2014-06-17
title: 中間試験
description: 前回までの授業内容について筆記試験
date: 2014-06-24
title: 第9講 人口と家族 (3): ライフサイクルの変化
description: 近年における未婚化・晩婚化は、ライフサイクル上のどのような変化によってもたらされたか
subjenct: 結婚をめぐる規範 ; 「イエ」制度 ; 個人の合理的意思決定としての結婚 ; 結婚と生活保障システム
task: 1970年代以前の日本人はなぜ高い確率で結婚していたのか。教科書などを参考にして、現在の日本社会とのちがいについて考察せよ。
homework: 人口ピラミッドと合計出生率を求めるための基礎的な統計データの出所を調べる
date: 2014-07-01
title: 第10講 家族変動
description: 家族制度をめぐる近年の変化と問題について概観する
subject: 国勢調査 ; 人口動態統計 ; 近代化 ; 近代家族 ; 家族の機能縮小
date: 2014-07-08
title: 第11講 家族の経済学
description: 経済学的な観点から家族と労働を把握する
subject: 無償労働 ; 社会保障 ; 性別役割分業 ; 生活時間
task: 生活時間の表をみて、どのような特徴があるかを把握し、その背後にある原因について考える。
date: 2014-07-15
title: 第12講 家族の経済学 つづき
description: 経済学的な観点から家族と労働を把握する
subject: 家計 ; 分業と経済合理性 ; 交渉とゲーム理論
homework: 授業時間内課題のまとめ (用紙配布)
date: 2014-07-22
title: 期末試験 (7/12)
description: 授業全体の内容について筆記試験
task: 授業時間内課題の再提出
date: 2014-07-29
title: 第13講 授業全体のまとめ
description: 期末試験と授業時間内課題について返却と解説。授業全体について復習とまとめ。
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