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東北大学「学務情報システム」:非公式解説

昨年中頃から稼動している東北大学の 新「学務情報システム」 について、いろいろ探ってみたのでメモ


○ 重要な問題点

  • ブラウザのBackボタン押すの禁止。押してしまうとそれ以降の操作が無効に。
  • 遅い。
  • マニュアルのPDFファイルが簡易版しかない。操作をくわしく説明した「オンラインマニュアル」はあるのだが、機能の説明がないので、結局、何ができて何ができないのかわからない。

マニュアルがないなら自分で試してみるか、ということでいろいろやってみて、つぎのようなことがわかった。


○ シラバス閲覧

授業内容の概要(シラバス)をみるだけなら、ログインしなくても使える。

https://www.srp.tohoku.ac.jp/sa_qj/

全授業を横断的に探す「全文検索」機能があるので、これで適当なキーワードを検索できる。結果を200件まで一気に表示できるので、一般的な単語(「日本語」「家族」「プレゼンテーション」など)での検索でも、全該当授業が一覧できる。

個別の授業を表示させると「お気に入りに追加する」というボタンが出るのだけれども、押すと怒られるので、何を想定したものか不明。ふつうに考えると、検索結果から気に入った授業をマークしておく機能のはずなんじゃないか

○ 学生とのコミュニケーション

休講通知ほか、学生に通知を送る機能が複数ある。複数の授業を選んで、受講者全員にメッセージを送れる模様。受講者がメール転送を設定していれば、そこに転送される。転送のタイミングは、受講者が設定した時刻(1日3回まで、30分単位で指定できる)によるほか、即時に送ることもできる。

学生やシステム管理者からのメッセージも教員あてに届くが、これも同様に転送設定しておくと、電子メールで受け取れる。

「カルテ」という機能があるのだが、そもそもメニューからえらべたりえらべなかったりして、いまひとつ正体不明。オンラインマニュアルをみるかぎりでは、教員側と学生側双方からの評価の記録をのこしていって、ポートフォリオ的に使えるものなんじゃないかという気がする。


○ レポートとディスカッション

  • レポートを出題(テキスト入力またはファイル・アップロード)して、ファイルを提出させることができる。
  • 授業資料を配布する機能はない。ただし、レポート出題機能を使えばそれで代用できそう。
  • 「アンケート」機能というものがあるのだが、使ってみていないので詳細不明。
  • 受講者どうしで議論するような機能はたぶんない。

○ 履修登録と成績評価

学生の履修管理と成績評価はすべてこのシステムを使うことになる。

成績評価の際にコメントをつけられるようなのだが、それが学生にどのようにつたわるのか不明。なので、つかうのは躊躇するところ。


○ スケジュール機能など

ログインすると、自分のカレンダーやタスク・リスト、リマインダの設定ができる。授業情報と連動したスケジュール管理ツールとしての利用を想定している模様。

しかし、こういう「便利」な機能の危険性についてはよく考えてほしいところである。私の個人的な感覚としては、どんなに堅牢なパスワードで防御されているとしても、自分の履修状況や成績の情報が固まっているところにさらに日常的に行動予定/記録までまとめて置くのは気持ち悪すぎる。そういうことを考慮したうえで、危険を承知で使う、という判断力をつける機会を教育課程のどこかで提供できてるのかどうか?


○ ISTU との比較

既存の「東北大学インターネットスクール」{ISTU} との優劣は以下のような感じか

  • 授業資料の配布や学生同士のディスカッション用途であれば、ISTU に分がある
  • 一方で、複数の授業をまとめて受講者への通知を送れること、受講者側でもシステムを使い慣れている者が多いと想定できることから、学生への迅速・確実・手軽な連絡手段としては、学務情報システムのほうが有利

○ 要望(というか妄想)

せっかく全学生が使う統一的なシステムで授業情報がみられるようになったので、つぎは情報を共有できるようになってほしいところ。最低でも、個別の授業に恒久的なURLをあたえてもらえれば、それを指定してSNSなどでシェアすることができる。いっそのこと、授業情報とそれに対する評価を共有して議論できるオンライン・コミュニティを大学が運営するとおもしろいかもしれない(ろくなことにならんのかもしれんが)。



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