Derivazioni: Space for communication by TANAKA Sigeto
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東北大学卒業式 (3/25)

3月25日10:00〜 学位記授与式が仙台市体育館でありますが、COVID-19対策のため、出席者は狭く限定されています。

東北大学「学位記授与式の開催方式変更について」(3/21): https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2021/03/news20210321-01.html

動画が配信される予定です (10:00-):http://www.tohoku.ac.jp/japanese/graduation/2021/

文学部・文学研究科では、研究室代表者および博士学位取得者への伝達式だけおこないます:
学部: 14:00-
大学院: 14:30-
(どちらも文学研究科棟2F 大会議室)

それ以外の修了生・卒業生の学位記は郵送します (3月26日(金)までに発送予定)。

東北大学文学部「学位記伝達式、研究室での学位記伝達方法の変更について」
https://www.sal.tohoku.ac.jp/media/files/_u/topic/file/15hxm8jd4x.pdf

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東北大学文学部2021年度前期授業について

2021年度1学期の授業は、「対面授業にオンラインを併用」する原則でおこないます。ただし、受講生がじゅうぶんな間隔をとって着席できるように計画すると教室数が不足するため、対面方式がのぞましい授業を優先的に配置し、残りの授業はオンラインでおこないます。また、最初の2週間 (4月23日まで) は、学生の授業選択を容易にするため、すべての授業を原則オンラインでおこないます。
(http://www.sal.tohoku.ac.jp/media/files/2021zenkijugyo.pdf 参照。今後の状況の変化によっては、変更されることがあります。)

4月1日:授業ごとの Google Classroom を開設し、授業時間割を配布、講義概要 (シラバス) 公開
4月12-23日:授業履修登録期間 (この期間は、原則としてすべてオンライン授業)
4月26日から:本格授業開始 (対面授業は各教室でおこなう)

現代日本学研究室では、つぎの2科目のみ対面方式で開講します.

【水3】現代日本学演習I (3年生対象;研究室全教員による) 135講義室
【金2】現代日本学演習I / 現代日本学学芸分析研究演習I (3年生および大学院生対象;雲然祥子非常勤講師による) 311講義室
(https://w3.tohoku.ac.jp/ijs/archives/194/ 参照)

※田中の単独での担当授業はすべてオンラインで開講します。
(http://tsigeto.info/2021/ 参照)

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「3密」概念の誕生と変遷: 日本のCOVID-19対策とコミュニケーションの問題 (『東北大学文学研究科研究年報』70号)

「3密」ということばが使われはじめてからちょうど1年。このほど、このことばの来歴と変遷をたどった文章を『東北大学文学研究科研究年報』(70号) に掲載しました。

田中重人 (2021)
「3密」概念の誕生と変遷: 日本のCOVID-19対策とコミュニケーションの問題
東北大学文学研究科研究年報 70:140-116.
http://hdl.handle.net/10097/00130599
http://tsigeto.info/21a

【要約】
日本の新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 対応を特徴づける概念である「3密」「3つの密」について、その創出と変容の過程を調べた。政府・専門家による文書を探索した結果、つぎのことがわかった。(1) 換気が悪く、人が多く、近距離での接触があるという3条件すべてを満たす状況を回避すべきという提言が公表されたのが2020年2月29日。(2) これら3条件に「密閉」「密集」「密接」という名称があたえられ、まとめて「3つの密」ということばができたのが3月18日。(3) 3条件が同時に重なった場を「3つの密」と呼ぶ定義があたえられたのが4月1日。(4) 条件が1つでもあれば「3つの密」と呼ぶ定義に変更されたのが4月7日。(5) この定義変更について説明・広報はなく、変更後の定義にしたがうことが徹底されているわけでもない。(6) 3密回避の方針は従来と変わっていないとのメッセージが政府と専門家の文書にふくまれるため、定義変更があったことが一般的に認知されず、「3密」が何を指すかについての解釈に齟齬が生まれる結果になっている。

【目次】
1. 「3密」概念をめぐるコミュニケーション問題
2. 課題と方法
3. 資料からわかる時系列
- 3.1. 前史
- 3.2. 厚生労働省Q&A
- 3.3. 専門家会議3月2日「見解」
- 3.4. 「3つの条件が重なった場」
- - 3.4.1. 専門家会議3月9日「見解」
- - 3.4.2. 専門家会議3月19日「状況分析・提言」
- 3.5. 「3 (つの) 密」
- - 3.5.1. 首相官邸「3つの「密」を避けて外出しましょう」
- - 3.5.2. 「3つの密」から「3密」へ
- - 3.5.3. 専門家会議4月1日「状況分析・提言」
- 3.6. 緊急事態宣言と定義変更
- - 3.6.1. 対策本部3月28日「基本的対処方針」とその審議過程
- - 3.6.2. 諮問委員会4月7日会議
- - 3.6.3. 「基本的対処方針」4月7日改正
- 3.7. 「3密」と「ゼロ密」
- 3.8. 専門家の態度の変化
4. 議論
- 4.1. 「3密」の定義とその変遷
- 4.2. 政府は何を要請していたか
- 4.3. 科学的根拠
5. 結語

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Politics of Double-Meaning Buzzwords: The High-Context Usage of the "Three Cs" Concept of Japan's COVID-19 Response (under review)

Title: Politics of Double-Meaning Buzzwords: The High-Context Usage of the "Three Cs" Concept of Japan's COVID-19 Response

Author: TANAKA Sigeto (Tohoku University)

Abstract:

The concept of "three Cs" frequently appears in Japanese discourse about COVID-19 in reference to addressing the three conditions of closed space with poor ventilation, crowding, and close contact. It has two meanings that differ in the logical relationship among the three conditions: whether they are combined by "and" (conjunction) or by "or" (disjunction). In March 2020, experts proposed the concept as a conjunction to issue an alert only about places that satisfy all three conditions. In April, however, the government reinterpreted the concept as a disjunction to request that people avoid any situation with at least one of the conditions. This study explores the implicit switching between these meanings. Its use with the conjunction meaning was to relax the request for social distancing and allow people to enjoy leisure activities if they take any countermeasure to prevent one of the conditions (e.g., ventilation), as found in discourse supporting the subsidization program for traveling and eating in the summer and autumn of 2020. By contrast, its use with the disjunction meaning was to persuade people to stay home during periods of severe outbreaks in April 2020 and January 2021. The definition of the concept is left ambiguous to allow for such high-context usage. The government and experts mobilize people either to stay home or go out by using the same phrase but switching between its implicit meanings according to their political intentions. (See http://tsigeto.info/3cs for details)

Conference: The Asian Conference on Arts and Humanities 2021 (ACAH2021) (May 24-26, 2021, Tokyo)

Status: Under review

Related: Tanaka Sigeto. 2021. The Emergence and Modification of the Concept of '(Overlapping) Three Cs': A Problem in Public Communication in Japan's Coronavirus Disease (COVID-19) Response. http://tsigeto.info/21a

History:
2021-03-10: Created
2021-03-19: Revision

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クラスター対策とは何だったのか: 日本のCOVID-19対応にみる非合理的コミュニケーション (関西社会学会第72回大会, 2021-06)

Paper title: クラスター対策とは何だったのか: 日本のCOVID-19対応にみる非合理的コミュニケーション

Author: 田中 重人 (東北大学)

Abstract:

2020年2月25日に厚生労働省が「クラスター対策班」を設置して以来、「クラスター対策」は日本のCOVID-19対応を特徴づけるものとされてきた。これは感染症法15条に基づく「積極的疫学調査」の実施に関わる事柄である。

文献を収集して検討したところ、クラスター対策について3種類の説明が併存してきたことがわかった。それぞれ「理想」「公式」「現場」のクラスター対策と呼ぶことにする。

理想のクラスター対策: 国立感染症研究所 [1] によれば、クラスター対策とは、感染の連鎖をすべて同定し、感染者を隔離して感染拡大を防ぐものである。
公式のクラスター対策: 押谷 [2] によれば、感染の規模によって調査の方法を変え、大規模な感染を優先的に発見しようとするのがクラスター対策である。
現場のクラスター対策: 実際に各地の保健所が調査をおこなう際は、感染連鎖をたどる条件の設定をきびしくして、感染者の発見・隔離の範囲を絞り込んでいる [3] [4]。

すべての感染を調べようとする理想のクラスター対策に対し、公式のクラスター対策は、大規模感染の発見を優先して小規模感染を見逃すことを許容する。現場のクラスター対策も感染者の見逃しを許容するが、感染規模にかかわらず個別の接触の様態 (接触者との距離、接触時間、マスク着用の有無など) による一律の基準を適用する点が、公式のクラスター対策とのちがいである。

用語法の乱立の背景には、疫学の専門用語「クラスター」(cluster) が、日本政府やそれに協力する専門家の間で多義的に使われてきた事情がある。本報告では、COVID-19をめぐるコミュニケーションにおいてこのような用語不統一がどのような混乱をもたらしたかを論じる。(詳細は http://tsigeto.info/clu 参照)

References:
[1] 国立感染症研究所 (2021-01-14) 「新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領」(1月8日版 訂正版) https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/corona/COVID19-02-210108.pdf
[2] 押谷仁 (2020)「感染症対策「森を見る」思考を」(インタビュー) 『外交』61: 6-11.
[3] 岩永直子 (2020-08-17) 「宴会2時間でも「大丈夫というわけではない」 新型コロナ第一波から学ぶべき教訓」(和田耕治インタビュー) BuzzFeed News https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-wada-12
[4] 東京新聞 (2021-01-24)「<新型コロナ>静岡県内で新たに50人の陽性確認 出入り口の扉から感染拡大? 掛川市の事業所でクラスター」TOKYO Web. https://www.tokyo-np.co.jp/article/81742

Conference: 関西社会学会 第72回大会 (2021-06-05..06, Online)

History:
2021-03-10: Created
2021-03-19: Revision

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